三間四面の家
 
梁間3間、桁行4.5間(3スパン)の母屋に、庇(下屋)を4面に張り出した構成なので、日本古来の建築規模を表す呼称(間面記法)では「三間四面」となる。
 
1階の構成は、母屋(主屋部)に居間・キッチン・ダイニング等の主要な空間を配し、庇(下屋部)には、浴室・便所などの水まわりと玄関・収納。
2階はプライベートな部屋とクローゼットとしている。
 
このような構成は、古民家に見られる伝統的な平面構成で、今日でも一般的なものだが、高機能な材料と設備機器が取り入れられ、便利さと快適さが求められる現代的な住宅として、伝統的な工法も取り入れて再構成している。